「冷やしあめ」をご存知ですか?関西では夏の定番ドリンクのイメージがある「冷やしあめ」ですが、知らない方も多いと思います。関西の方は、子どもの頃、お祭りや駄菓子屋で飲んだという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「冷やしあめ」はどういう飲み物なのか、その歴史などについて紹介します。
冷やしあめとは
一般的には、麦芽水飴と生姜が入っており、優しい甘さと、ピリリとした生姜の辛味・香りが特徴です。色は黄金色をしており、冷やした状態のものを「冷やしあめ」といい、冷やさず温めたものは「あめ湯」と呼ばれます。
冷やしあめの歴史
冷やしあめの起源が確認されているのは、江戸時代のあめ湯の屋台。幕末の時期の、今でいうグルメガイドにあめ湯屋台の様子が描かれています。当時から夏の暑気払いの滋養飲料として、関西で好んで食されていました。明治時代に製氷技術が発達したことから、あめ湯は冷やしあめに進化しました。
冷やしあめが関西で好まれてきたのは、西の地域では古くから甘葛(あまづら)のようなほのかな甘味を嗜好してきたことも理由と考えられています。
メロディアンの昔の冷やしあめ
メロディアンの冷やしあめ
メロディアンでは、2000年より冷やしあめの販売を開始しました。ピリリとした高知県産生姜が効いており、まろやかな甘さで、暑さを振り切るスッキリとしたおいしさです。少しずつ味やデザインをリニューアルしながら、長い間愛されている商品で、スーパーなどでご購入いただけます。関西エリアのみの夏期限定販売ですが、年間約40万本以上売り上げる隠れた人気商品です。
現在の冷やしあめ
終わりに
ご当地ドリンク冷やしあめ。初めて知った方、見かけたことはあるけど飲んだことは無い方は、ぜひご当地の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
出典 : “>農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」 >