当社では営業活動で使う紙袋や名刺に、環境に正しいエコペーパー「CaMISHELL®」を使用しております。 ※「CaMISHELL®」とは産業廃棄物として処理されている卵の殻を微粉砕したものと、FSC®の認証を受けたパルプで作られたFSCミックス用紙です。紙を作るために必要な原料の一部を卵殻で代用することで、卵殻の廃棄物削減・森林パルプの使用量削減に繋がっております。
さらにそのエコペーパーを使用した名刺100枚・紙袋100枚ごとに1本のマングローブの苗を植える活動に参加しており、この2024年10月13日に、フィリピンでマングローブの植樹活動を実際に体験して参りました。
植樹地はフィリピンのボホール島のヘタフェ港から、ボートと徒歩で約1時間移動した先のバナコン島沖合にある約240ヘクタールのエリアで行いました。潮が引くのを待って植樹活動をします。夕方には逆に潮が満ちてきますので急がなくてはなりません。
現地の方も含めて皆で力を合わせて、今回は3,300本の植樹を行いました。このエリアでは10年以上前より植樹活動があり、既に成長が進んでいる様子も見られます。更に植樹エリアを200ヘクタール追加する計画もあり、将来ここに大きく広がるマングローブ群生を頭に浮かべつつ植樹しました。
マングローブの植樹は初めてですか?
初めてです。期待していたのですが期待以上。こんな広大な敷地で、しかも日本企業の取り組みであることに感動しています。
難しかったことはありますか?
苗の天地がどっち?という疑問がありましたが、水に浮かべると根が下に沈むので判別がつくということを習いました。(自ら埋まろうとする自然の摂理はすごいです。ただ波にさらわれないように我々がしっかりと植えることが重要です。)
マングローブに所々黄色い葉があるのですが、なぜですか?
黄色の葉は素晴らしい奴です。マングローブは海水で育つという特殊な植物ですが、この一部の葉が犠牲になって塩分を吸収する役目を果たし、黄色く枯れて…とさっき習いました。私もメロディアンの黄色の葉っぱになりたい(笑)
マングローブは1本で年間10Kg以上のCO2を吸収すると言われております。その気候調整効果はもちろんのこと、根元は海の生き物のすみかとなり生物多様性の生息環境の保護に、また沿岸保護による防災減災にも貢献する取り組みになっております。
頭ではSDGsの重要性を十分理解しているつもりでしたが、このたび実際に現地の方も交えたマングローブ植樹活動に参加し、自らの手が少しでも地球環境に役立っていることに感動を覚えました。
当社としてはこのマングローブ植樹活動に参加したばかりですが、一つ一つ実績を積み重ねて参ります。